ド迫力!平櫛田中の大作「鏡獅子」を見てきました
平櫛田中の代表作「鏡獅子」が井原市の
平櫛田中美術館に帰ってきていると聞いて
行ってきました。
平櫛田中は、岡山県出身の彫刻家で、
岡倉天心に師事し、高村光雲などと並び
近代日本を代表する彫刻家です。
鏡獅子は、高さ2mを超える木彫りの
大作です。
実際に見ると、思わず立ちすくみました。
物凄い迫力です。
芸術を見て、立ちすくむなんて、初めての
経験です。
素晴らしいという言葉では言い表せません。
東京の国立劇場で展示されてきましたが、
国立劇場が建て替えられるということで、
岡山県井原市の平櫛田中美術館に里帰り
しています。
今回、鏡獅子の説明を読んで、驚いたのが
この大作に取り掛かったのが、田中が64歳
の時で、完成したのが、86歳で、22年も
要していることです。
その間、何度も何度も試作品を作り、繰り
返す過程をジックリと見、読んできました。
64歳で新たなことに挑戦した平櫛田中、
そして、その平櫛田中の言葉
「いまやらなねばいつできる
わしがやらねばだれがやる』
が刺さりました。
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