やめられない、止まらない芋ケンピ
先日、高知に出張し、帰りのバスを待っている間に高知駅の中のお土産屋さん
をのぞいてみました。
高知駅は、数年前にリニュアルし、大変綺麗になっています。
また、今、高知は、龍馬ブームに沸いています。
特に、高知駅前には、「土佐・龍馬であい博」のメイン会場もあり、お土産屋
さんにも多くの観光客がいました。
そのお土産屋さんの一画で「芋ケンピ」を作っていました。
以前からこの一画があることは知っていましたが、実際に作っているところを
見るのは初めてです。
芋ケンピは高知を代表するサツマイモのお菓子です。
サツマイモと言えば、西郷さんの鹿児島ですが、今から300年ほど前の
江戸時代に、高知にも伝わって、作られていたようです。
ご存知の通り、芋ケンピは、細長く切り揃えたサツマイモを油で揚げ、糖蜜を
絡めたお菓子で、写真は、実際に糖蜜をからめているところです。
ところで、「ケンピ」というのは、「堅干」という字を当て字にするようです。
「堅干」というお菓子は、江戸時代に高知で食べられていたお菓子で、
小麦粉に砂糖と水を加えて、硬めにこねた生地を棒状にし、食べやすい長さに
切り、焼いたお菓子で、「堅干」という名前の通り、堅くて、歯応えのある
干し菓子のようなお菓子でした。
ただ、芋ケンピは、原料もサツマイモで、作り方も「堅干」菓子とは、
違いますが、派生して作られた物とされています。
まっ!色々と薀蓄(うんちく)を垂れましたが、芋ケンピは、美味しくて、
食べ始めると、「やめられない、とまらない」のお菓子であることには変わり
ありませんね。
坂本龍馬も食べたんでしょうかね???
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