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2021年9月 9日 (木)

スープには経験を必要とし、焼き肉には天才を必要とする。

    

昨日の日経の最終面の広告です。
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旅、釣り、食の小説家、開高健さんが
書かれた「オーパ」の復刻版の広告
です。

   

オーパの存在は知っていました、
男メシはまだ読んだことがありません。

   

この広告を見て、読んで、オーパへの
興味というか、開高健さんへの興味が
今まで以上に大きくなりました。

   

さて、この広告ですが、味の素の会長
伊藤雅俊さんが開高健さんについて
語られています。

   

伊藤会長がクノールカップスープの
商品開発に携わられていた時、苦悩
されていた時、開高さんの「小説家の
メニュー」というエッセー集に

   

 スープには経験を必要とし、
 焼き肉には天才を必要とする

   

という 美食家 ブリア・サヴァラン
の著作「美味礼讃」の言葉を紹介し、

   

 スープには厖大なる人間の智恵と
 時間と、汗とがこめられている

   

と開高さんが書かれていました。

  

その言葉に伊藤会長がスープの本質に
触れた思いで、スープの基本価値に
ついて定義されたということです。

  

素晴らしい出会いだったのですね。

   

追い詰められ、苦悩しても、逃げ出さ
なければこんな感じで何かのヒントに
出会えるんですよね!

   

もうだめだという向こうに
「必ず道あり」
Dsc_2783_20210909123701
ですね。

   

これは、早くオーパを読まなければ!

   

それにしても、ブリア・サヴァランの 

   

 スープには経験を必要とし、
 焼き肉には天才を必要とする

   

の「焼き肉には天才を必要とする」は
どういう意味なんでしょうか?

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