高知の伝統工芸「土佐打刃物」
高知の伝統工芸に「土佐打刃物」があります。
高知は、全国でも屈指の「温暖多雨地」で、県の84%が林野です
古くから「良木」に恵まれていました。
そして、その良木の伐採に必要な刃物が昔から作られていました。
その歴史は古く、鎌倉時代からという説が有力です
そして、土佐打刃物として確立されたのは、江戸時代初期と言われて
います。
江戸時代初期に土佐藩の財政が困窮しその復興策として、豊かな森林や
新田の開発などが行われ、それにあわせ、農林業用の打刃物の需要が
一気に拡大し、その刃物生産技術も発展しました。
土佐打刃物の生産は、今では、多少機械化されていますが、江戸時代の
技術と伝統は、今も受け継がれています
さて、高知出張の時、土佐打刃物のお店を見ていると、包丁やナタに
交じって「くじらナイフ」というものを見つけました
てっきり、くじらをさばく時に使うものと思い、大きな包丁を想像して
いたら、実物を見て「えっ」です。
子供用のナイフでした。
このくじらナイフは、「子供に鉛筆を削らせたい」ということから、
作られたものです。
ペーパーナイフとしても使えるので、お土産として人気があります
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コメント
くじらナイフ、素敵ですね〜。ほしいです〜!
マッコウ、シロナガス、ミンク、セミ、ザトウ、イワシ…。
勝手にラインナップを妄想していたら楽しくなってきました。
なんとしても、高知ロケ行くぜよ。
投稿: トッティ | 2011年1月28日 (金) 07時20分
今度くじらナイフを探して歩いてみよっと
投稿: はなちゃん | 2011年1月28日 (金) 13時00分
うちにも二本高知の包丁あります
めっさ切れ味良いし持ちやすいですよ
クジラナイフ、初めてみました
今の子供たちは自分で鉛筆削れるんでしょうかね〜
投稿: マドモアゼル久美子 | 2011年1月29日 (土) 08時55分